ディスプレイ用 インターフェース規格 一覧 Display Interface List - Home > ディスプレイに関するコンテンツ > ディスプレイ用 インターフェース規格一覧 テレビ・モニターなどの汎用インターフェース 一般用ではテレビやモニター、産業用ではLCDモジュールや有機EL(OLED)などで、よく使用されるインターフェースを一覧にまとめました。 名称 [画像:ジャック/プラグ] 各インターフェースの解説 ●HDMI(タイプA) TMDSを応用し、映像/音声信号/制御信号をまとめて伝送するマルチメディア機器向けの方式。最も主流のインターフェースで、多くの機器に採用されている。最もスタンダードな形状のタイプA【左図】に加え、タイプC・Dの3種類が存在する。 ●DisplayPort DVIの後継として開発された、高解像度モニターに対応した伝送方式。 ●アナログRGB(VGA) アナログデータ(R/G/B)と同期信号(HS/VS)での構成。高密度D-sub15ピンコネクタ等が使われる。 ●DVI TMDSを応用し、映像信号をPCからモニターにデジタル伝送する方式として普及。現在ではHDMIやDisplayPortに主役の座を明け渡している。 ●コンポジットビデオ(CVBS) NTSCなどのテレビ放送用アナログ映像信号。RCAピンジャック(3色ケーブル)等で使われる。 TMDS RGB各1組、クロック同期用1組、計4組の差動信号で構成されるデジタル映像信号の伝送方式。『DVI』『HDMI』『LVDS』などのベースとなる方式。 LCDコントローラ内蔵モジュール用 インターフェース 名称 信号イメージ 通信方式についての解説 RS232C(UART) コマンドのみで表示させることのできる表示データを内蔵したLCDで使用される。RX(受信データ)/TX(送信データ)の2本構成で、コマンドを送受信する。 I2C 主に、通信データ量が少ないモノクロLCDで使用される。SCL(クロック)/SDA(データ)の2本構成で、表示設定及び表示データを送受信する。 SPI 主に、通信データ量が少ないモノクロLCDで使用される。CS(チップセレクト)/SCL(クロック)/SDI(データ入力)/SDO(データ出力)の4線または3線での構成で、表示設定及び表示データを送受信する。 68系CPUデータバス 68系CPUのE(イネーブル)、R/W(リード/ライト)、A0(表示データ/コマンド)を制御して、データバスから表示設定及び表示データを送受信する。 80系CPUデータバス 80系CPUのRD(リード)、WR(ライト)、A0(表示データ/コマンド)を制御して、データバスから表示設定及び表示データを送受信する。 LCDコントローラ非内蔵モジュール用 インターフェース 名称 信号イメージ 通信方式についての解説 LVDS TMDSを基礎とし、RGBデータ/クロック/同期信号(HS/VS/DE)をディスプレイモジュール専用に複数組の差動信号で伝送する方式。FullHD等の高解像度では、走査線を偶数列と奇数列の2chに分けて伝送している。 パラレルRGB (CMOS/TTL) LCDコントローラからの18bit(RGB各6bit)や24bit(RGB各8bit) のRGB信号と同期信号(CLK/HS/VS/DE)をCMOS/TTLレベルで伝送する方式。 ドライバ インターフェース パッシブ型グラフィックLCDモジュール(LCDコントローラ非内蔵製品)における、セグメント/コモンドライバへの接続方式。FRM(フレーム周期)CP(データシフト)LP(データラッチ)の同期信号と表示データを送信する。 eDP ― 『Embedded DisplayPort』の略称。 DisplayPortをノートPC、タブレット等の内部ディスプレイモジュール接続用に開発された方式。 MIPI ― 『Mobile Industry Processor Interface』の略称。 モバイル機器のカメラやディスプレイ用のインターフェース規格。